第53回研究会「Drinking from the Cosmic」
第53回研究会 Drinking from the Cosmic Gourd
日 時: 2020年12月9日(水)18:00~21:00
会 場:オンライン
講師:
フランシス・B・ニャムンジョ(ケープタウン大学)
ディスカッサント:
ディヴァイン・フー(ケープタウン大学)
太田至(京都大学)
松田素二(京都大学)
栗本英世(日本アフリカ学会会長、大阪大学)
齋藤剛(神戸大学)
挨拶:
窪田幸子(日本文化人類学会長、神戸大学)
岡田浩樹(Promisセンター長、神戸大学)
梅屋潔(神戸大学)
・お問い合わせ: umeya★people.kobe-u.ac.jp(梅屋潔) ⇒星をアットマークに変えてください。
・使用言語:英語 ※通訳はありません。
※本シンポジウムに参加を希望される方は、会員の方も含め、下記フォームに必要事項を入力の上、お申し込みください。自動返信メールでZoomのURL等をお知らせします(申込締切日時:2020年12月8日)。
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趣旨:
COVID-19の流行は、近年グローバリズムとともに称揚されてきた価値観への挑戦ともいえるかもしれない。すなわちモビリティ、越境、そして多様性と共生、包摂などを危機にさらし、近代国民国家の要塞化を生んだ。アフリカの潜在力を重視し、フレキシブルなシティズンシップ、コンヴィヴィアリティを旗印にアフリカ現代思想を切り開いてきたフランシス・ニャムンジョは、今、何を語るのか。たちまちのうちに、世界でも有数の感染者を出し、厳しいロックダウンを経験している南アフリカ在住のカメルーン人人類学者、ニャムンジョの思想は、今後を生き抜くための叡智を、文学や神話、民衆の認識論から抽出しようとする。人の死や人類の帰趨も超えて、長期的な視野をそなえたニャムンジョの思想は、単にネオリベラリズムを否定して袋小路に陥るカウンターカルチャーに堕すことがない。このイベントは、ポスト・コロナの地球を生き抜くための羅針盤としてのニャムンジョの思想の真価を、ニャムンジョをよく知るコメンテーターとの対話を通じて改めて浮かび上がらせようとするものである。
■主催:神戸大学国際人間科学部グローバル文化学科
■共催:日本文化人類学会/日本アフリカ学会/現代民俗学会/神戸人類学研究会/ケープタウン大学人文学部人類学科/ケープタウン大学HUMA/神戸大学国際文化学研究推進センター/2019~2020年度二国間交流事業・南アフリカ(NRF)との共同研究「自然災害人的災害に対するレジリエンスの研究―日本とアフリカの民族誌から―」/2020~2023年度科学研究費基盤研究(B)「グローバル・ウェルフェアの実現と課題をめぐる文理協働型実証研究」/2016~2020年度「日欧亜におけるコミュニティの再生を目指す移住・多文化・福祉政策の研究拠点形成」(A.先端拠点形成型)日本学術振興会