第57回研究会「『民俗学の思考法』をどう読むか」
第57回研究会「『民俗学の思考法』をどう読むか:日常とヴァナキュラーの民俗学」
ご案内:
■現代民俗学会会員の方には、開催日前日までに、会員向けメーリングリストを通じて、参加に必要なZoomのID・パスコード等をご連絡いたします。
■本研究会は、非会員の方にも事前申し込みの上でご参加いただくことが可能です。下記の登録方法をよくお読みください。
日 時:2021年11月20日(土)13:00~17:30
会 場:オンライン開催(オンライン会議システムZoomを使用)
報告者等:
松村利規(福岡市博物館)
澤井真代(立正大学非常勤講師)
德永紗英(東京大学後期教養学部)
リプライ 門田岳久(立教大学)
コーディネーター・司会:川松あかり(東京大学大学院)、島村恭則(関西学院大学・趣旨説明)
趣旨:
本年(2021年)3月、新たな民俗学のテキストとして『民俗学の思考法:<いま・ここ>の日常と文化を捉える』(慶応義塾大学出版会)が刊行された。これまでの民俗学教科書の多くが「民俗」の事例紹介にとどまっていたのに対して、この本は、「日常」と「ヴァナキュラー」を主軸に据え、民俗学的な「ものの見方」や方法、理論的展望などを明示しようとしているところに特徴がある。
本研究会では、①博物館や自治体史編纂の現場、②大学教育の現場、③民俗学を学ぶ学生、という3つの立場からの報告をもとに、本書の持つ可能性やこれからの民俗学の展望について議論する。