(12/22)第77回研究会 民俗学の論点2024/25

第77回研究会 民俗学の論点2024/25

開催概要

趣旨

 「民俗学の論点」シリーズは、本学会の運営委員交替に伴って実施する恒例の研究会であり、過去には2014年、2016年、2020年、2022年に実施してきました。その時々の発表者の関心や、現代民俗学を取り巻く課題を反映した主題が取りあげられてきましたが、今回も同様に、今だからこそ論点となりうる民俗学のテーマをそれぞれが取りあげ、今後の研究会企画に繋げていくことを目的としています。

 2024年の民俗学を振り返ったときに確実に言えるのは、注目を集める書籍が数多く出版され、以前にも増して民俗学が社会に対して開かれつつある、ということです。ではそのことは現代民俗学にいかなる影響を与え、民俗学に携わる私たちが個々の研究をどう深化させることができるのでしょうか。2024年の暮れに今年の民俗学を振り返りつつ、2025年の民俗学を構想する研究会としたいと考えています。

 本研究会は、会員資格を問わず、どなたでもご参加いただけます。ただしオンライン参加の場合は事前参加登録をお願いします。こちらのリンクから登録してください。

コーディネーター

廣田龍平(法政大学ほか非常勤講師)

門田岳久(立教大学)

登壇者 下記参照

プログラム

13:00-13:05 会長挨拶:関沢まゆみ

13:05-13:10 趣旨説明:廣田龍平

13:10-13:20 村上忠喜(京都産業大学)「集積型無形民俗文化財記録映像と民俗誌の叙述」(動画出演)

13:20-13:30 山川志典(地域遺産リサーチセンター)「歩いて、見つけて、話し合う―民俗学的な発見と文化資源・文化遺産化を考える―」

13:40-13:50 加藤幸治(武蔵野美術大学)「パブリックフォークロアの実装化とミュージアムのポテンシャル」

13:50-14:00 金城ハウプトマン朱美(富山県立大学)「文化遺産とウェルビーイング」

14:00-14:20 休憩

14:20-14:30 菅豊(東京大学)「民俗学の遊び方―シリアスレジャーとしての学問」

14:30-14:40 門田岳久(立教大学)「多元的世界としての現代民俗学」

14:40-14:50 廣田龍平(法政大学)「民俗学/民俗学者はどうみられているのか―学問のイメージについて」

14:50-15:00 後藤晴子(大谷大学)「「日本史研究と民俗学」の現在」

15:00-15:10 島村恭則(関西学院大学)「『これからの時代を生き抜くための民俗学入門』ほか」

15:10-15:20 塚原伸治(東京大学)「地方/都市の民俗学・再論—周辺へのまなざしから複数の中心へ—」

15:20-15:40 休憩

15:40-17:00 総合討論