第59回研究会「民俗学のデジタル・ヒューマニティーズ的展開」

第59回研究会「民俗学のデジタル・ヒューマニティーズ的展開」

ご案内:

■現代民俗学会会員の方には、開催日前日までに、会員向けメーリングリストを通じて、参加に必要なZoomのID・パスコード等をご連絡いたします
■本研究会は、非会員の方にも事前申し込みの上でご参加いただくことが可能です。下記の登録方法をよくお読みください。

日 時:2021年12月19日(日)13:00~
会 場:オンライン開催(オンライン会議システムZoomを使用)

発表者:
 河瀬彰宏(同志社大学文化情報学部)「近年のデータサイエンスによる民俗学研究」
 日高真吾(国立民族学博物館人類基礎理論研究部)「国立民族学博物館における研究情報の可視化・高度化の取り組み」
コメンテーター:
 後藤真(国立歴史民俗博物館研究部)

コーディネーター:内山大介(福島県立博物館)、菅豊(東京大学東洋文化研究所)、俵木悟(成城大学文芸学部・趣旨説明)

趣旨:

 近年の人文科学において学際的に取り組まれている「デジタル・ヒューマニティーズ」であるが、これまで日本の民俗学においてはその動向が注目されることはほとんどなく、近年はむしろ「乗り遅れ」への危機感が表明されている(e.g. 菊地 2019, 俵木 2019)。しかし民俗学は、文字資料のみならず、人びとの語りや記憶や身体技法、また図像・映像・音声・物質といった多様な形態をとる資料を取り扱い、それらを地理的・歴史的な比較や体系化等によって分析・考察することを旨としてきた。またそうして得られた研究の成果を、専門家のみならず、広く一般の人びとまで含めて共有し、活用することで、自らの生活文化を省みて理解する視点を提供することを目指してきた。このような学問としての性格は、データサイエンスやデジタルテクノロジー、デジタルメディアと親和性を有し、その発展の恩恵を大いに受けるものであるはずだ。この研究会では、研究の手法とその成果の活用の両面から、民俗学のデジタル・ヒューマニティーズ的展開の可能性を探りたい。

菊地暁 2019「文化資源:オープンであること/デジタルになること」『日本民俗学』300
俵木悟 2019「民俗学とデジタル・ヒューマニティーズ」『日本民俗学』299
■共催:現代民俗学会、「野の芸術」論研究会(科研「「野の芸術」論―ヴァナキュラー概念を用いた民俗学的アート研究の視座の構築」グループ)

【参加登録について】

  • 非会員およびメーリングリストにご登録されていない方で、第59回研究会「民俗学のデジタル・ヒューマニティーズ的展開」にご参加を希望される方は、下記のフォームからご登録ください。会員資格を問わず、どなたでもご参加いただけます。
  • ■登録後 、ZoomミーティングのID・パスコードを含む参加情報メールをお送りいたします。メールをなくさないようにご注意ください。
  • ■参加情報メールに書かれている注意事項をよくご確認のうえでご参加ください。
  • ■参加情報のメールを紛失された方は、改めて参加登録をお願いいたします。
  • 本会の会員メーリングリストにご登録をいただいている方は、研究会前日までに会員向けメーリングリストを通じてミーティングURLとパスコードを含む参加情報をご案内いたしますので、参加登録をいただく必要はございません。
  • 《第59回研究会参加登録フォームはこちら》