(4/5)第83回研究会 「文化遺産とウェルビーイング」
第83回研究会 「文化遺産とウェルビーイング」
- ■日時:2026年4月5日(日)13:00~18:45(予定)
- ■開催方法 ハイブリッド開催(独日逐次通訳、海外の方は対面参加で調整中)
- 対面会場:富山県民会館 会議室701号室
- 〒930-0006 富山県富山市新総曲輪4-18
【概要】
ドイツとオーストリアでは持続可能な開発目標(SDGs)ゴール11「住み続けられるまちづくりを」の実現のために文化遺産を活用している。住民が気楽にさまざまな文化活動に参加しやすい環境が身近に整えられており、それらの多くは無形文化遺産である。こうした文化遺産は、住民だけではなく観光客にもプラスの効果をもたらしている。
【趣旨】
本研究会では、さまざまな文化遺産を通じて人びとが「モノ、コト、空間」を分かち合い「幸せ」や「満足感」を得ることで、ウェルビーイングを向上させている点に注目したい。伝統的な祭りに参加したり、家庭菜園や都市農園で作業に参加したり、収穫物を味わうこと、地域の人たちで醸したビールを楽しむこと、さらには文化遺産に関する広告を眺めたりするだけでも、幸せな気分になることがある。こうした行為は心身の健康状態を良好に保ち、社会との良好な関係を築き維持することにつながると考えられる。さらに、文化遺産を活用して、人とまちのレジリエンスを高めることに期待が寄せられる。
祭りや食、世界遺産といった従来のヨーロッパ民族学ならびに日本民俗学の研究テーマをウェルビーイングの側面から改めて考察することで、わたしたちが持続可能な社会の実現とゆたかな生活にどのようにかかわることができるのか検討したい。
【コーディネーター】
- 金城朱美
- 真柄侑
【登壇者】
- Prof. Dr. Mirko Uhlig:Immaterielles Kulturerbe als Ressource für kulturelle Resilienz?(ミルコ・ウーリヒ:ドイツ・マインツ大学教授)「無形文化遺産は文化的レジリエンスのリソースであるのか?」
- Prof. Dr. Manuel Trummer:Immaterielles Kulturerbe als Faktor nachhaltiger Entwicklung in ländlichen Räumen?(マヌエル・トルンマー:ミュンヘン大学教授)「地方における持続可能な発展要因としての無形文化遺産?」
- Univ. Prof. Mag. Mag. Dr. Dr. Peter Strasser, LL.M:„Inserate und Berichte über Restaurierung von Kulturerbe als Beitrag zum „well-being“(ペーター・シュトラッサ―:オーストリア・クレムス継続大学教授、ジリ・トマン・センター所長)「文化遺産の広告や修復から得られるウェルビーイングについて(仮)」
- 真柄侑(国立歴史民俗学博物館)「地域における食と農からウェルビーイングを考える―岩手県紫波町「産直あぐり志和」の展開を通して―」
- 石村邦夫(東京成徳大学准教授)「ウェルビーイングとは」(仮)
- 金城ハウプトマン朱美(富山県立大学准教授)「アーバンガーデニングとウェルビーイング」(仮)